女の子のミュージカルデビューには「リトルマーメイド」

子連れでミュージカル。

今までに何度も、娘にいつミュージカルデビューをさせようか悩んでいました。

映画は年少の頃から何回も観ていますが、ミュージカルは・・・最後まで集中できるか心配で。

せっかく行くなら楽しんでほしいし。周りに迷惑もかけたくない。きっと同じように考えている親御さんも多いのでは？

北海道四季劇場が2020年3月で閉館する事になり、ファイナル公演として、ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」が現在上演中です。

ディズニー好きの我が家。娘も春から小学生になるので、ミュージカルデビューをさせる事に決めました。

そして先日、親子で観劇を楽しんできたので、今回はその実体験をもとに

書かせていただきます。

一部「リトルマーメイド」のネタバレも含まれています。

一番の理由は、女の子ならおそらく誰でも知ってるお話なので、子供もお話の世界に入り込みやすいということ。

ストーリーを知っていれば、大人の説明は不要。幕が開いた瞬間から、まるで自分がその世界にいるような感覚で、物語に入り込み夢中になってしまいます。

娘も幕が開くと、あっと言う間に「リトルマーメイド」の世界に引き込まれてしまいました。

難しいストーリーでは無いので、子供から大人までみんなが楽しめる作品です。

ファミリーミュージカル以外の劇団四季主催の公演に関しては、入場に年齢制限があります。

３歳以上で入場可能。もちろんチケットも必要です。

「膝の上に抱いての観劇もご遠慮ください。」と書かれています。

「リトルマーメイド」札幌公演も入場年齢制限対象演目なので３歳になってからという事になりますね。（ファミリーミュージカルであれば、２歳以下でも入場可能です。）

では３歳が内容を楽しみ、周りの迷惑にならないように鑑賞できるかどうかについてですが・・・個人的意見として、ちょっと難しいと思います。

もちろんお子様によって違いますが、ミュージカルは劇場が暗くなります。場面を盛り上げるための音楽や演出。大人だと迫力があると思うかもしれませんが、慣れていないお子様は怖いと感じるかもしれません。

実際、私の隣に座っていた、娘よりひとまわりくらい小さなお嬢さんは、アースラの出てくる場面になると、「怖い」と言って親御さんにしがみついていました。

客席後方には無料で利用できる親子観劇室もありますが、やはり内容を理解し、楽しめるようになるのは５歳～６歳くらいかなと。

娘は６歳ですが、さすがに騒ぐ事無く、お話しする事無く、落ち着いて鑑賞していました。

ミュージカルデビューさせるにはちょうど良い年齢だったと感じています。

「リトルマーメイド」最大の魅力。それは本当に海の中を泳いでいるかのような、ワイヤーを使用したフライングではないでしょうか。

私も娘も海を泳ぐ美しいアリエルに、すっかり魅了されてしまいました。

その他にも、海の中の世界を表現した髪型や、美しい衣装、小物まで、女の子がつい目を奪われてしまう物ばかり。

絵本のような雰囲気の舞台セットも、子供には理解しやすかったように感じます。

役者さんの生の歌声も、もちろん素晴らしかったです。

誰でも一度は聞いた事がある「パート・オブ・ユア・ワールド」や「アンダー・ザ・シー」。

「パート・オブ・ユア・ワールド」はあまりの感動に、帰宅してからも無意識に口ずさんでしまうほど（笑）

「アンダー・ザ・シー」の場面では、海の生き物が大集合。賑やか、かつ迫力満点。娘もノリノリでした。

先ほどワイヤーを使用したフライングが、本当に海を泳いでいるみたいで素晴らしい。と書きましたが、ワイヤーを使用していない時も、是非注目して下さい。

海中のシーンでは、役者さんが静止する事無く、ゆらゆらと体を揺らしながら演じているので、客席も海中にあるかのように錯覚してしまいます。

また舞台の前半、お魚が２匹泳いでいるのが、後半は小さめのお魚が１匹加わり、３匹になっていたり。こちらはテレビで「リトルマーメイド」が紹介されていた際に、アリエル役の若奈まりえさんがおっしゃっていたので、娘といつ出てくるかな？と楽しみにしていました。

３匹出てきた時には「子供が生まれた～！」と、娘と顔を見合わせてにっこりしてしまいました。おそらくテレビを見なければ気が付かなかったです。

（札幌で観たので、他の会場も、同じ演出かどうかはわかりませんが・・・）

私も久しぶりにミュージカルを観ましたが、幕が開くとそこは神秘的な海の世界。

親子３人、しっかりミュージカルを楽しんできました。

娘は観劇後、デビューの思い出にと、旦那さんに劇中でアリエルが使っていた「フォークのくし」をしっかりとおねだり（笑）

今も大切に飾ってあります。

「リトルマーメイド」は北海道四季劇場で観劇できる最後の演目になります。

親子で楽しむミュージカルの参考にしていただければ幸いです。